平成29年度「教職実践プレゼンテーションⅡ」中間報告会を開催しました。

7月30日(日)の午後に、「教職実践プレゼンテーションⅡ」中間報告会を行いました。この会では、修士2年生が、修了に関わる実践研究報告書について、現時点の進捗状況(到達点と課題)を発表し、相互検討しました。当日は、学部卒院生11名、現職院生10名が、発表しました。下記の写真は、その発表のいくつかの場面を写したものです。

発表を聞いた修士1年生の学部卒院生と現職院生は、次のような感想をよせています。

  • 中間報告会で学部新卒学生(ストレートマスター)の発表を聞いた。発表を受けて次の2点が印象に残った。

    第1に、子どもの学習場面を切り取り、そのエピソードの意味やエピソードから生まれた問いを丁寧に抜き出した発表が多くあったことである。例えば、小学校1年生の算数の授業で、他の児童の操作を見て自分の活動として取り入れる児童がいた。だが一方で、教師が働きかけても活動に注意が向かない児童がいた。これらのエピソードから低学年児童のペア学習における「見る」という行為の意味について問いをたてた研究があった。このような子どもの実態に基づいた実践的な研究に、子どもの姿を見取る重要さを改めて感じた。

    第2に、学部時代の研究報告会と大きく違い、質問や意見が積極的に出ていたことである。報告内容に対して学生同士で積極的に質問をしていた。全ての研究内容を自分事として捉えている意識の高さを感じた。(ストレートマスター1年、眞木)

  • 現職院生の発表を中心に見せていただきました。1年次の研究に今年度初めの実践から明らかになったことを加え、今後さらに追究していく課題が明確に示された発表でした。研究テーマを設定した背景や研究を進める手続き、参考にされた文献など、どれをとっても私たち修士1年の後輩の学びとなるものばかりでした。質疑・応答では、教授陣や院生から忌憚のない質問や意見が出され、発表者の方々もそれを真摯に受け止めておられました。自身の研究に活かそうとする姿勢も、私たちにとっての良きモデルでした。

    大学院での学びに興味を持つ現場の先生方がこの発表を聞いたら、研究テーマの間口の広さに驚かれるのではないかと思います。本大学院での研究が教育の今日的課題に直結していることがわかります。私は、カリキュラム・マネジメントに関することを学ぼうと教職大学院にきました。今回の発表から、学年、教科、つけたい力といった観点からカリキュラムを見直していくマネジメントの在り方や、子どもの姿で語り合う教師集団、組織マネジメントの在り方等について自身の研究の糸口を得られました。(M1現職、高橋)

来年2月17日~18日には、修士1年生及び2年生の教職実践プレゼンテーション報告会が予定されています。日頃、現場で抱いている疑問や不安を解決する糸口が見つかるかもしれません。これまでの教職実践プレゼンテーションの成果は、「山形大学機関リポジトリ」(山形大学図書館のホームページより入れます)で読むことができます。

関心をお持ちの皆さんの参加を歓迎します。



カリキュラム・マネジメントのあり方
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