公開講座「ジェンダーと教育」のご案内

1999年6月23日、男女共同参画社会基本法が公布・施行されました。毎年、この日から1週間、男女共同参画社会の形成に対する国民の理解を深めるための「男女共同参画週間」が設けられています。法律の制定から20年以上が経った今、日本社会は何が変わり、何が変わっていないのか、本講座ではとくに学校教育の役割に注目しながら考えていきたいと思います。この法律の第10条には、学校教育は男女共同参画社会の形成に寄与するように努めなければならないと書かれているのです。

そこで本講座では、まず日本のジェンダー政策の基礎的な情報を提供し(第1回)、その後、初等中等教育(第2回)や、高等教育(第3回)における現状と課題を議論します。直近の「第5次男女共同参画基本計画」(2020年12月閣議決定)や理数系教育とジェンダー、本学の取組等の最新情報にも触れながら、これからの教育についてジェンダー視点で考えます。

現職の教員や教員をめざしている学生、またジェンダーに関して知りたい方、職務上必要な方等、広く受講いただけます。




【第1回】6月23日(水)
「男女共同参画社会とは何か?~男女共同参画社会基本法と男女共同参画基本計画~」
河野銀子
日本の最新のジェンダー・ギャップ指数(世界経済フォーラム)は120位(156か国中)でした。法律を制定し、その実効性を高めるための「男女共同参画基本計画」を策定して取り組んできたのに、世界の中で下位に位置づくのはなぜでしょうか。法律や計画(下記から入手可能)を概観しながら、男女共同参画社会の理念と現実を概観します。
男女共同参画社会基本法
第5次男女共同参画基本計画(第10分野:教育・メディア)



【第2回】7月7日(水)
「男女共同参画社会における学校教育の役割~初中等教育の実態と課題~」
河野銀子
男女共同参画社会の形成に向け、とりわけ教師の役割が重要であることは、男女共同参画基本計画で示されているだけでなく、毎年政府が公表する「女性活躍加速のための重点方針」においても明記されています。これらの文書で多々見受けられるキーワードが「アンコンシャス・バイアス」です。自身のアンコンシャス・バイアスに気づき、授業に活かす試みを紹介していきます。
女性活躍加速のための重点方針2020
男女共同参画の視点を取り込んだ理数系教科の授業づくり



【第3回】7月14日(水)
「男女共同参画社会における大学の役割~女性研究者支援の実態と課題~」
河野銀子・井上榮子(前・山形大学男女共同参画推進室チーフコーディネーター)
男女共同参画社会においては、男女があらゆる分野で参画機会を確保することが求められていますが、日本の大学・大学院では女性学生割合が男性より低く、また、女性教員(研究者)割合はOECD諸国の中で最低という状況にあります。改善のための政策展開と山形大学における取組みを紹介します。
第5次男女共同参画基本計画(第4分野:科学技術・学術)
山形大学男女共同参画推進室

開催日  令和3年6月23日(水)、7月7日(水)、7月14日(水)
時 間  18時30分~19時50分
場 所  オンライン(見逃し配信あり)
対 象  一般市民・大学生
定 員  なし
受講料  一般1,000円、大学生無料
募集締切 6月20日(日)
お申込み こちらのフォームからお申し込みください。
お問合せ 山形大学小白川キャンパス事務部総務課社会連携推進室(企画広報)
電話:023-628-4505 E-mail:kj-koho@jm.kj.yamagata-u.ac.jp


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