ご挨拶
山形大学地域教育文化学部同窓会
一般財団法人 教友会
会長 渋谷 光夫
日頃、皆さまには本会の運営等にご指導・ご支援をいただき感謝申し上げます。特に、学部長はじめ大学関係者、「同窓会」の理事・評議員と各支部長、「教友会」の評議員の皆さまには、格別お世話になっております。
本年度もコロナ禍のために、全ての諸会合は書面審議となりました。審議は顔と顔、肉声の対話を通してこそ話し合いが深まり、活動を通してこそ会員の絆が強まると考えていますので、2年続きの状況はとても残念です。
また卒業50年と30年の皆さまと旧交を温め未来を語る「母校創立143周年祝賀行事」の中止も誠に無念でなりません。それにもかかわらず卒業50年と30年の代表者の方々が、同期生の名簿確認や賀状と祝状、記念品発送の諸準備等を丁寧におこなってくださり、感謝の気持ちで一杯です。この祝賀行事は、昭和34年から行われている本会の特色のひとつであり、全国でも数少ない事業です。来年は必ずや皆さまが相集いお祝いできることを願うばかりです。
さて本同窓会は、ご承知のとおり会員の親睦を図ると共に、教育振興を支援する応援団であり、母校と社会の「架け橋」でもあります。激しい時代の変革と母校の学部・学科の度重なる改組に応じて、本会としてこれまでも不易なことを大事にしながら、運営方法や事業を改善(名簿管理、祝賀行事の会費制、理事会等の日程、会誌の会員以外の執筆と社会貢献をねらいとした会員以外への配付、新卒業生の学年幹事委嘱等)して参りました。また各支部長さんを中核に、様々なことで鋭意改善を重ねていただいております。会員の現職管理職が減少している中で、支部長や副支部長が退職会員から選出されている支部も多くなっています。支部活動は本会運営の根幹であり、各支部の実態を考慮して改善工夫を改めてお願い申し上げます。
また、本会の所期の目的を達成するために、本会での更に改善・改革が求められます。本会での課題は次の6点です。
- 会員の減少と会費納入者が激減 ⇒ 会費納入者会員の確保
- ① 高齢化に伴う会費免除者の増加と新卒業生の減少
- ② 近年教職者の激減と教職以外への就職の広がり
- ③ 個人情報保護と移住等による住所未確認会員が増加、学年幹事による把握推進
- 支部の事務局持続と発展 ⇒ 支部長と事務局所在の吟味
- ① 会員の現職管理職の激減により、学校に事務局設置が困難
- ② 学区毎の校外会員の住所把握と会費徴収の難しさ
- 支部総会や諸活動への不参加者が増加 ⇒ 事業・活動の吟味
- ① 価値観が多様化し、同窓会との繋がりの希薄化
- ② 教友会研究奨励費や研究助成費の有効活用
年毎に総額150万円の「支部研究奨励金」が配分されています。若者の育成に活用している多くの支部があります。
会員が有効に活用できるような配慮をお願いいたします。 - 大学・学部との連携の更なる強化 ⇒ 活動の吟味
- ① 在学生と会員との交流・繋がる機会の減少
- ② 大学の全学組織「校友会」との更なる連携
- 会誌「教友」の更なる強化 ⇒ 編集の吟味を
- 教職関係者以外が増え、また一般財団法人の趣旨の「公益」に資するために、幅広い分野を考えた広報を目指しています。また執筆者の依頼等では、各支部の協力を得ており進めております。今年度も、理事と支部長・評議員との会合は、残念ながら開催できません。そこで、62号の「支部だより」の執筆では、各支部の情報が紙上交換できるようにお願いします。また7年後には、創立150周年です。その事業として「記念誌」作成が考えられます。会誌の積み上げが、価値ある記念誌づくりに関わると考えます。
- 同窓会館の耐震化工事完成 ⇒ 更なる活用を
- 同窓会館は事務室と会議室等があり、一般財団法人「教友会」の所有です。築54年の木造建物で、耐震化の工事が必要との診断があり昨年度工事を行い、安全になりました。幸い先輩方が蓄えて下さっていた「会館改築基金」の一部を活用しました。基金を蓄えてくださっていたことに感謝です。会議室は12名の収容ですが、会員の皆様からの活用をお待ちしています。事務局へご連絡ください。
様々な課題解決のために、皆様方のご協力とご支援を切にお願いいたします。特に1の会員把握は、どの支部でも鋭意努力していますがなかなか難しい状況です。
本同窓会、教友会の発展のために、そして大学の応援団として、これからも本会の活動を通して更に絆を深め、個々の心身の健康の源でありたいものです。新型コロナ問題は、益々厳しくなり、出口が見えない状況です。病に苦しむ人たちと経済的に苦慮している人たちに心を寄せ、事態が一日も早く終息に向かうことを願うばかりです。
会員の皆様、大学の先生方、関係者の皆様が一丸となり、本同窓会、教友会の発展のために、よろしくお願いいたします。
山形大学地域教育文化学部同窓会
本会は、会員相互の親睦向上を図り、併せて母校の発展と教育の振興に貢献することを目的としています。例年以下の事業を行っていますが、本年は新型コロナ問題等のため、 主事業である「1の記念祝賀会」を中止とします。
1. 母校創立144周年記念祝賀会の開催<規模を縮小し式典のみ実施>
令和4年10月15日(土)ホテルキャッスル <山形市十日町四丁目2番7号>
母校卒業50年(昭和47年3月卒)と30年(平成4年3月卒)の皆様をお迎えし、恩師や来賓の方々のご出席を得て行います。
- 賀寿・・・卒業50年の方に、賀状と記念品
- 祝賀・・・卒業30年の方に、祝状と記念品
- 特別表彰・・・広く社会に貢献し、本会の名誉を社会に宣揚した方
- 叙勲祝賀・・・春と秋の叙勲を受けられた方
2. 会誌「教友63号」の発刊。「教友会」と共催。
卒業生と県民等に5300部配付。今年度は第63号を令和5年2月に発刊予定
3. 広報活動の推進、会員相互の連携強化
大学ホームページと連携し、広く広報に努めます。また新入会員と校内外会員の把握に努め、会員相互の絆を深めています。
4. 支部活動へ支援・協力
各支部の活動が、本会運営の大きな支えです。今年度も県内外の支部総会が中止です。例年本部役員と学部長や大学関係者らが出席し交流を深め、支部活動の充実・発展の支えに協力しています。 また「支部研究奨励費」を各支部に配分しています。若者の育成を考え、有効活用をお願いいたします。
5. 慶弔に関すること
お亡くなりになられた会員に、「お別れの言葉」を支部長から奉呈しています。
数年前まで「香炉」も奉呈していましたが、宗教の違いなどから葬儀が多様になり現在は取りやめています。お亡くなりになった方の情報も得にくい今日ですが、各支部の実態により適宜よろしくお願いいたします。 また県内の新採校長へ祝状を送付しています。
6. 令和4年度 役 員
会 長 | 渋谷 光夫 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
副会長 | 河合 康則 土屋 紀枝子 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
常任理事 | 阿部 慶子 鈴木 弘康 佐藤 文昭 渡部 和生 大宮 とき子 酒井 雄一 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
理 事 | 山川 保 藤田 洋治 坂本 澄子 佐藤 眞人 櫻井 洋子 長岡 佳孝 日高 伸哉 村上 周市 石垣 和恵 村上 ゆかり 佐藤 雄一 鑓水 直子 林 敏幸 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
支部 |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
監 事 | 井上 眞理子 土谷 義幸 伊藤 功一 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
顧 問 | 中西 正樹 出口 毅 大森 桂 田中 二男 鈴木 邦男 酒井 順一 木村 康二 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
事務局長 | 會田 昭広 |
一般財団法人「教友会」
平成24年12月、酒井順一会長の時に、「一般財団法人 教友会」が発足しました。先輩方が築き上げてきた昭和48年設立の「財団法人 教友会」が、平成20年の「公益法人制度改革に関する法律」の施行を受けて再編成したのです。本同窓会を母体として組織されたこれまでの「教友会」の精神やその拠り所としての同窓会館の土地や建物を守り、発展を願った現れです。
本法人は、教育に関する研究と活動を助長し、山形県を中心とした東日本の教育・文化の充実・振興に寄与するとともに、教育指導者及び教育関係者の研鑽育成と親睦を目的としています。本法人では、以下の事業を行っています。
1. 母校に研究助成
地域教育文化学部教官等への研究助成
2. 各支部に研究助成
支部における教育等に関しての研究活動を支援するための研究助成
3. 会報「教友」の発刊。同窓会と共催
第63号を令和5年2月発刊予定
4. 「同窓会文庫」の維持管理
会員等の教育研究記録や著書、絵画、書道、写真等の作品の寄贈を受けて、教友会館内に保管し展示。また申請を受け、貸し出し業務。
昨年も多くの書籍を寄贈いただきました。2年前には、故工藤道汪氏と柴崎充弘氏の絵画の寄贈を受け、会議室に展示しています。
5. 一般市民を対象にした講演会等の開催
6. 「教友会館」の管理・運営
会議室を同窓生や地区町内会等で活用
令和4年度 役 員
会 長 | 渋谷 光夫 |
副会長 | 河合 康則 土屋 紀枝子 |
常務理事 | 阿部 慶子 鈴木 弘康 佐藤 文昭 |
理 事 | 渡部 和生 大宮 とき子 酒井 雄一 |
監 事 | 井上 眞理子 土谷 義幸 伊藤 功一 |
評議員 | 高橋 禎 鈴木 一尋 大宮 英俊 長岡 信悦 伊東 守 鈴木 雄次 大川 英一 |
事務局長 | 會田 昭広 |
お知らせとお願い
1. 会費について
同窓会・教友会は、会員の皆様の会費により運営されます。
会費は次のようになっています。
- (1)入会金 5,000円 ・・・学部・大学院入学生から入学時に
- (2)通常会費 1,800円・・・本部費として(卒業50年以後は除く)
退職時や住所変更の折には、お住まいの支部事務局へ
ご連絡をお願いいたします。
・県外会員の方は、下記の郵便振込で納めていただいております。
振替番号 02490-0-1582
- (3)継続会費 3,600円以上
卒業50年の会員は翌年から会費免除となりますが、会の円滑な運営のために1年間につき1,800円を例年ご協力いただいております。そのご案内は、祝賀会終了後におこなっています。会誌「教友」を送付しております。
2. 会報「教友」について
- 企画・編集等は、理事による「教友編集委員」で行っています。
- 執筆者については、支部推薦のご協力をお願いしております。
- 通常会費・継続会費を納入いただいた方に、翌年2月頃お届けしています。
- 会費免除会員で、引き続きご購読希望の方は、11月末までに代金600円を下記の郵便振込で納めていただいております。
振替番号 02420-1-14352
3. 同窓生名簿について
名簿は、同窓生相互の情報連絡、親睦、交流等のために活用されています。平成24年度に発刊した名簿(A5版)は、名簿不記載希望者に対応し「会員名簿」から「同窓生名簿」に変更しました。
その後、名簿刊行は行わず、「名簿管理委員会」で卒業生・修了生等のデータ・ベース化を行っています。そのデータは、個人情報保護を遵守するために、データを保有する会社と業務委託契約を締結して管理しています。
なお改姓・住所変更・物故者等の場合は、「教友」綴じ込みの「通信用はがき」やFAX等で、同窓会事務局まで連絡をお願いいたします。
同窓会・教友会・同窓会館のお問い合わせ
〒990-0021 山形市小白川町一丁目13番27号
山形大学地域教育文化学部同窓会
一般財団法人 教友会
電話・FAX 023-633-0567
e-mail: kyoyu@able.ocn.ne.jp