お知らせ

2023-03-08 08:33:00

本学部の2016年度卒業生である高畠町立糠野目小学校栄養教諭の鈴木梨菜先生が第17回全国学校給食甲子園決勝大会で3つの賞を受賞されました。

21世紀構想研究会特別賞(優れた献立として認められたもの)

・調理員特別賞(中野麗子賞:優れた調理技術として認められたもの)

・食育授業優秀賞(食育授業最優秀賞に次ぐ優れた食育授業を行ったことが認められたもの)

全国学校給食甲子園は、学校給食と食育への理解を広く発信することを目的に、年に1度開催される学校給食の全国大会です。同大会では、全国の学校給食の現場で働く栄養教諭と調理員が地域で生産される様々な作物や特産品を活用し、栄養価が高く安全でおいしい給食を競い合います。

毎年1000件を超える応募総数の中から4次の審査を勝ち進んだ代表校が、女子栄養大学(東京都)で開催される決勝大会に臨みます。2022年度開催された第17回大会では、山形県をはじめ全国から7代表が決勝大会に勝ち進み、栄養教諭と調理員2人で1時間以内に6食分の給食を仕上げる調理コンテストが行われました。

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 第17回全国学校給食甲子園 授賞式              決勝大会での審査様子
    (中央右:鈴木梨菜先生)         全国学校給食甲子園事務局提供)

決勝大会で考案した献立は、「ごはん 大根のピリ辛そぼろ煮 高畠産米粉麺のツナびたし 手作りひじきふりかけ ふじりんご 牛乳」の6品です。地元の生産者が栽培した作物と、児童が学校の畑で栽培した大根と秘伝大豆を使用しています。

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        授賞献立

高畠町立糠野目小学校では地域の生産者の指導のもと、食農教育を行っており、種まきから全校生で食べるところまでの全ての過程を経験することで、生産者の苦労を学ぶ学習も兼ねています。子どもたち自身が関わったものを口にする喜びを感じる機会となり、生産者をより身近に感じ、親しみをもって食べることにつながっています。

栄養教諭が中心となり、校内や地域との連携による作物の生産体験を給食に活用していることで、効果的な食育を実施している点が評価されました。