7月14日に山形大学附属幼稚園にてオペレッタ公演を行いました。参加したのは山形大学地域教育文化学部文化創生コースの学生18名で、「芸術アウトリーチ基礎」という授業の一環として毎年行っています。
今回企画したのは、『ブレーメンの音楽隊』の物語を劇や歌、演奏で表現する「オペレッタ」というものです。歌や演奏をすべて学生が行い、幼稚園の子どもたちに披露しました。
動物たちの歌唱シーン
『ブレーメンの音楽隊』は、様々な理由で飼い主に捨てられたロバ、犬、猫、ニワトリの4匹が出会い、音楽隊に入れてもらおうとブレーメンの街を目指すというお話です。途中悪いどろぼうに出会ってしまいますが、それも4匹で力を合わせて乗り越えていきます。
動物役の学生はそれぞれ独唱を披露し、動物たちの主人役やどろぼう役の学生も合唱を行いました。声楽を専門的に学ぶ学生を中心に練習を進め、それ以外の学生も多くの学びを得ることができました。また、歌や劇に合わせて楽器の演奏を行った学生にとっても良い経験となりました。
学生による演奏の様子
公演後、子どもたちが「楽しかった」「いろいろな楽器があって面白かった」と話してくれて、幼稚園の先生方からもお褒めの言葉をいただきました。初めて知る楽器の音がたくさんあり驚いた子どもたちもいましたが、驚きつつも公演を楽しんでもらえて、私たち学生もうれしく思っています。
今回、子どもたちにも掛け声をお願いするなどの、これまでにない新たな取り組みに挑戦したこともあり不安はありましたが、子どもたちと一緒に楽しむことができました。学ぶことが多く、改善点もありましたが、今後より良い公演が行えるようまた頑張っていきたいと思います。
文化創生コース 大泉花鈴
2023年8月4日(金)14:00より山形大学文化ホールにて「作曲研究発表会」を開催いたします。
当演奏会は、山形大学地域教育文化学部文化創生コース及び大学院社会文化創造研究科芸術・スポーツ科学コースにおいて、作曲・編曲を学ぶ学生による作品発表会で、毎年学期末に一度ずつ開催しています。
今回は、作曲を専門的に学ぶ学生の2作品と、器楽や声楽を専門的に学びながら作曲・編曲の授業を履修している学生の7作品の、計9作品が演奏されます。
学生がこの前期をかけて意欲的に取り組んだ作品の数々、ピアノ独奏作品が大半を占めますが、ピアノ連弾、声楽とピアノ、他に、十三絃箏四重奏などという興味深い編成の作品もあります。
コロナ禍の影響により閉ざされていた「作曲研究発表会」でしたが、昨年度後期より一般公開を再開いたしました。
地域のみなさまに応援していただけることが何よりの喜びとなっております。
平日の日中とはなりますが、お時間がございましたらご来場いただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。
(文化創生コース教員:名倉明子)