お知らせ

2023-12-07 14:38:00

1129日(水)午後に小白川キャンパス炊き出し活動を開催しました。これは今年度から新規開講したフィールドプロジェクトE5まちづくりと防災の授業(担当教員:小酒井貴晴、熊谷誠、石垣和恵)の学習成果発表の第二段です。事前参加申込約30名、当日参加者が40名を超え、受講学生17名を合わせて100食余りの芋煮汁を振舞うことができました。多くの方々のご理解、ご支援を得て盛会に終えることができました。

 今回の炊き出し活動は、受講生に加えて、本学で学ぶ短期・長期の外国人留学生と共に芋煮汁の炊き出し調理や試食を地域住民と交流しながら行うことで、留学生の日本における災害と災害時の生活についての理解をはかり防災意識を高めてもらうこと、本学小白川キャンパス内避難所開設を想定した炊き出し訓練を行うことで、本学学生の被災時ボランティア活動への理解を促進することをねらいとして企画しました。

 留学生の皆さんから参加していただけるように、やさしい日本語版チラシ、中国語版、韓国語版、英語版の芋煮レシピ、やさしい日本語版の防災リーフレットを作成して、本学日本語教育担当の先生方と留学支援担当から広報をしていただいたおかげで、たくさんの留学生からご参加いただけました。被災時の避難所では多様な人々が一緒に生活することになることを想定し、牛肉を使った村山風芋煮汁は宗教上の理由で食べられない方のため、ハラル認証鶏肉と醤油を使った芋煮も用意しました。また、9月の自治会避難訓練などで協力関係にあった小白川町二区南自治会の役員の皆様や、学部を超えた一般学生、教職員からも大勢参加いただきました。

設備は、小白川キャンパス所有の炊き出しカマド一式をお借りし、設営には施設担当職員のご協力をいただきました。ご支援、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

 ①炊き出しカマド2台運転                ②テント内で調理開始
①炊き出しカマド2台運転.JPG ②テント内で調理開始.JPG
③村山風芋煮汁(牛肉)                  ④アルファ化米(50食入り)山形市から提供
③村山風芋煮汁(牛肉).JPG ④アルファ化米(50食入り)山形市から提供.JPG
 
 ⑤地域の人も一緒に試食                外国語版芋煮レシピ
⑤地域の人も一緒に試食.JPG ⑥外国語版芋煮レシピ.jpg
 
 ⑦留学生向け案内チラシ                留学生向け防災ハンドブック
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(文責 石垣和恵)
 
2023-12-01 13:37:00

 児童教育コースで特別支援学校教諭免許状の取得を目指す学生が山形県立山形聾学校の子ども達と一緒に作品制作の交流学習を行いました。子ども達と一緒に制作できる様々な作品を学生が考え,材料を準備し,ワークショップ形式で実施しました。活動は全部で4回,聾学校の教室をお借りしました。活動には,幼稚部から専攻科まで多くの在校生が参加してくださり,作品制作を通した交流を楽しむことができました。

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①ビーズアクセサリーの制作場面              ②アルコールアートの制作場面 

制作した作品の一部は,1021日,22日に実施された八峰祭にて学生が販売し,来てくださった方々に今回の交流活動について紹介をしました。とても多くの方々に興味を持っていただくことができました。

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③八峰祭の当日の様子                   ④活動の様子も紹介しました

 

児童教育コースでは,将来教員になるにあたって必要な資質・能力を身に付けるために,「社会に生かせる知識の育成」を重視しています。今後も,地域の様々な特別支援学校生との交流活動を積極的に展開していきたいと考えています。
本活動にご興味のある特別支援学校は,担当教員(地域教育文化学部児童教育コース 准教授 池田彩乃 aikeda@e.yamagata-u.ac.jp)までお問い合わせください。
※この活動は,公益財団法人やまがた教育振興財団令和5年度「教員養成に関する調査研究事業」の助成を受けて実施されました。
2023-12-01 10:30:00

 本学部で開講されている「芸術アウトリーチ基礎」。前回の、山形市少年自然の家にて行われた演奏会『森のコンサート』に続き、第3弾の今回は、1113()に山形大学附属幼稚園にて、オペレッタ『山の音楽家』を公演しました。

ある日、お母さんが仕事に出掛けていてお庭で一人で遊んでいたゆみちゃんは、犬の茶々丸と出会い「動物の世界」へと迷い込みました。

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茶々丸との出会い
 
 山の音楽家である、たくさんの動物たちは「動物の世界」へやってきたゆみちゃんを歓迎し、来てくれたお礼に音楽をプレゼントします。ピアノとフルート、ヴァイオリン、打楽器を用いて華やかな演奏を披露しました。
「動物の世界」を楽しんだゆみちゃんを「人間の世界」に返すためには、心を込めて演奏することが必要でした。そこで、山の音楽家と園児の皆さんが力を合わせ、心を込めて「ドレミの歌」を演奏しました。
そうしてゆみちゃんは、無事人間の世界に帰ることができたのです。
 
本公演は、既存の童謡《山の音楽家》をもとにオリジナルなシナリオを考え、脚本から演出まで学生が手掛けています。
創作した物語を、歌や演技を通してうまく表現し、まるで園児の皆さんも山の音楽家の一員になれたかのような、夢のある楽しい舞台を創ることができました。
 
 山の音楽家による演奏の様子

 

 劇中では、園児の皆さんと一緒にボディーパーカッションを演奏しました。初めて見る動きをどのようにすれば分かりやすく、楽しめる演出になるのかと不安もありましたが、履修者全員で試行錯誤しながら、練習を積んできました。公演後には、「おどり楽しかった」「ドレミの歌が好きになった」と園児の皆さんから嬉しいお言葉をいただき、心から大きな喜びを感じております。
今後もより良い公演をお届けできるよう、学生一同励んでまいります。
山形大学附属幼稚園の先生方、園児の皆さん本当にありがとうございました。

文化創生コース 本多愛 

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