お知らせ

2023-12-01 10:30:00

 本学部で開講されている「芸術アウトリーチ基礎」。前回の、山形市少年自然の家にて行われた演奏会『森のコンサート』に続き、第3弾の今回は、1113()に山形大学附属幼稚園にて、オペレッタ『山の音楽家』を公演しました。

ある日、お母さんが仕事に出掛けていてお庭で一人で遊んでいたゆみちゃんは、犬の茶々丸と出会い「動物の世界」へと迷い込みました。

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茶々丸との出会い
 
 山の音楽家である、たくさんの動物たちは「動物の世界」へやってきたゆみちゃんを歓迎し、来てくれたお礼に音楽をプレゼントします。ピアノとフルート、ヴァイオリン、打楽器を用いて華やかな演奏を披露しました。
「動物の世界」を楽しんだゆみちゃんを「人間の世界」に返すためには、心を込めて演奏することが必要でした。そこで、山の音楽家と園児の皆さんが力を合わせ、心を込めて「ドレミの歌」を演奏しました。
そうしてゆみちゃんは、無事人間の世界に帰ることができたのです。
 
本公演は、既存の童謡《山の音楽家》をもとにオリジナルなシナリオを考え、脚本から演出まで学生が手掛けています。
創作した物語を、歌や演技を通してうまく表現し、まるで園児の皆さんも山の音楽家の一員になれたかのような、夢のある楽しい舞台を創ることができました。
 
 山の音楽家による演奏の様子

 

 劇中では、園児の皆さんと一緒にボディーパーカッションを演奏しました。初めて見る動きをどのようにすれば分かりやすく、楽しめる演出になるのかと不安もありましたが、履修者全員で試行錯誤しながら、練習を積んできました。公演後には、「おどり楽しかった」「ドレミの歌が好きになった」と園児の皆さんから嬉しいお言葉をいただき、心から大きな喜びを感じております。
今後もより良い公演をお届けできるよう、学生一同励んでまいります。
山形大学附属幼稚園の先生方、園児の皆さん本当にありがとうございました。

文化創生コース 本多愛