7月11日(木)、山形大学附属幼稚園にて、本学部文化創生コースの授業「芸術アウトリーチ基礎」の一環でコンサートが行われました。
今年度最初の訪問演奏は園児の皆さんに楽しんでもらえるよう、演奏はもちろん選曲、編曲、仕掛け等に様々な工夫を凝らし、学生一丸となって公演を行いました。
華やかな金管三重奏による「さんぽ」から演奏が始まりました。園児の皆さんにとっても馴染み深い曲であるため、始まるや否や、元気な子どもたちの歌声が体育館に響きます。
金管三重奏による「さんぽ」
園児の皆さんは、なかなか見る機会のない珍しい楽器に興味津々の様子で、公演後に楽器に近づいてまじまじと眺めてみたり、楽器について質問してくれたりしました。
「ラデツキー行進曲」では園児の皆さんに手拍子で参加してもらいました。強弱の激しい曲なため、音が大きくなるフレーズでは手拍子も盛り上がり、共に一体感を味わうことができました。
ジャンボリミッキーの演奏の様子
「ジャンボリミッキー」では曲名を聞いた瞬間から歓声が沸き立ちました。園児の皆さん、演奏者、皆曲が終わるころには笑顔になり、最後を飾るにふさわしい演奏で終わることができました。
音楽を専門的に学ぶ学生として赴くからには、音楽を表現する楽しさを伝えたいという気持ちのもと、試行錯誤を重ねて今回の訪問演奏会に挑みました。その甲斐あってか、我々が想像していた以上に園児の皆さんが楽しんでくださいました。観客である子どもたちと距離が近い分、演奏への反応がよくわかり、学生一同大変勉強になりました。
今後も今回の経験を活かし、よりよい演奏ができるよう励んでまいります。
山形大学附属幼稚園の園児の皆さん、先生方、このようなとても有意義な演奏の場をくださり、本当にありがとうございました。
文化創生コース2年生 高橋咲喜