11月6日(水)午後に小白川キャンパス炊き出し活動を開催しました。これは昨年度から開講したフィールドプロジェクトE5防災とまちづくりの授業(担当教員:小酒井貴晴、熊谷誠、石垣和恵)による活動です。今年度は炊出しカマド2台で村山風芋煮を約150食、カセットコンロ加熱でハラール認証鶏肉を入れたハラール対応芋煮汁を約30食調理し、合わせて180食余りの芋煮汁を振舞うことができました。今回も事前に施設担当職員から炊出しカマド運転の講習を受けており、当日は安全にカマドを運転することができました。その他にも多くの方々のご理解、ご支援を得て盛会に終えることができました。ご支援、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
炊き出し活動は、受講生に加えて、本学で学ぶ短期・長期の外国人留学生と共に芋煮汁の炊き出し調理や試食を地域住民と交流しながら行うことで、留学生の日本における災害と災害時の生活についての理解をはかり防災意識を高めてもらうこと、本学小白川キャンパス内体育館避難所開設を想定した炊き出し訓練を行うことで、本学学生の被災時ボランティア活動への理解を促進することをねらいとして企画しました。
留学生の皆さんから参加していただけるように、昨年度の受講生が作成したやさしい日本語版の防災リーフレットを改訂して準備して参加をお待ちしていましたが、あいにく授業があって参加できない方が多く、大変残念でした。一方で9月の自治会避難訓練で協力関係にあった小白川町二区南自治会の役員の皆様や、学部を超えた一般学生、教職員からも大勢参加いただきましたことに感謝申し上げます。
設備は、小白川キャンパス所有の炊き出しカマド一式をお借りし、包丁、まな板、ボールやザル等の調理用具は、国際化推進事業の助成を得て整備を進めています。今後は、実際の被災時にこれらの備品を使用して、誰でも炊出しが可能となるように備品の整理、収納を行う予定です。
①テント内で調理開始
②体育館前会場で地域の皆さんも試食 | ③大勢の学生、教職員試食 |
※本活動は、R6年度山形大学国際化推進事業支援プログラム「学生と住民で躍動する小白川地域まちキャンパスの構築」(外国人留学生と日本人学生及び地域住民との交流事業)に採択された内容に基づいて実施しました。
(文責 石垣和恵)