2024-11-12 17:30:00
10月30日(水)に、山形大学地域教育文化学部のサクソフォン非常勤講師である芳賀大峰先生による公開セミナー「サクソフォンの多彩なレパートリー」を、開催しました。
当日は、ダリウス・ミヨー作曲の《スカラムーシュ》で始まり、クロード・ドビュッシー作曲の《ラプソディー》、フランソワ・ボルヌ作曲の《ファンタジー・ブリランテ》を、芳賀先生の独奏と地域教育文化学部の三輪郁教授によるピアノ伴奏で演奏しました。また、サクソフォンのみの独奏も披露され、会場を埋め尽くした聴衆も「サックスの多彩なレパートリー」に魅了されました。
最後は、観客の皆様のアンコールにお応えし、芳賀大峰先生とサクソフォン専攻生4人の計5人による五重奏でJ.S.バッハ作曲の《G線上のアリア》の演奏です。
当日の演奏曲は他の楽器のために書かれたものが多かったのですが、「サクソフォンという楽器はまだ誕生してから日が浅く、それ以前の時代のサクソフォン用の楽曲は当然ありません。ですが、他の楽器のための楽曲を演奏することで多くのことが学ぶことができます。」とセミナーの中で芳賀先生が解説されました。また、「普段あまりなじみのない現代曲を学ぶこともとても重要である」とおっしゃっていました。
演奏でも多彩なレパートリーを堪能することができましたが、解説を通してサクソフォンの多彩な可能性とこれからの自分の学びを豊かにしていくことについて気持ちを新たにする機会となりました。
当日は110名もの大変多くの方にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。
文化創生コース2年生 加藤誠也