学術研究や課外活動、社会貢献活動等を通じて、特に顕著な業績を挙げた学生又は学生団体を表彰する「地域教育文化学部等学生表彰式」を2月22日(水)、小白川キャンパス(山形市)で開催しました。
令和4年度は14個人・3団体の受賞が決定。中西正樹学部長より、社会貢献活動への尽力や課外活動での活躍を果たした学生たちへ賞状と記念品が手渡されました。中西学部長は、「皆さんの活躍が山形大学の名を高め、他の学生にとっても励みになっていることを学部長として嬉しく、また有難く思います。さらなる活躍とより一層の成長を期待しています。」と激励のメッセージを贈りました。
受賞学生の皆さん、おめでとうございます。
なお、今年度受賞学生のうち4年生については、3月24日の卒業記念式典にて表彰予定のため、この日の参加者には含まれておりません。
【令和4年度受賞者】(順不同、複数の功績がある場合は代表的なものを掲載しています)
■ 佐藤 琳太朗(大学院教育実践研究科1年)
・・・令和4年11 月17 日に山形市消防長より表彰
■ 剣道部男子(代表:東海林 真之介)
・・・第70回東北学生剣道優勝大会 準優勝
■ 剣道部女子(代表:菊地 希星)
・・・第48回東北女子学生剣道優勝大会 準優勝
■ 土田 竜矢(地域教育文化学部4年)
・・・第70回東北学生剣道選手権大会 第3位
■ 野口 太陽(地域教育文化学部4年)
・・・第70回東北学生剣道選手権大会 第5位
■ 東海林 真之介(地域教育文化学部3年)
・・・第70回東北学生剣道選手権大会 第3位
■ 渡部 大翔(地域教育文化学部2年)
・・・第70回東北学生剣道選手権大会 準優勝
■ 大竹 瑠乙(地域教育文化学部2年)
・・・第56回東北女子学生剣道選手権大会 第5位
■ 加藤 澄華(地域教育文化学部4年)
・・・第22回ショパン学生ピアノコンクールinTOHOKU ショパン賞
■ 小野 凜香(地域教育文化学部3年)
・・・第2回国際声楽コンクール東京本選 入選
■ 本間 葵(地域教育文化学部2年)
・・・第12回日本バッハコンクール全国大会 大学・大学院部門 第1位
■ 柴崎 茉莉香(地域教育文化学部1年)
・・・第43回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール 大学生の部 審査員賞
■ 陸上競技部男子リレーチーム(代表:岩田 健太郎)
・・・第75回東北学生陸上競技対校選手権大会 男子4×100mリレー 優勝
■ 井上 大樹(地域教育文化学部4年)
・・・第75回東北学生陸上競技対校選手権大会 男子10000m競歩 優勝
■ 岡田 悠(地域教育文化学部3年)
・・・第44回北日本学生陸上競技対校選手権大会 女子100m 優勝
■ 阪 希望(地域教育文化学部3年)
・・・第75回東北学生陸上競技対校選手権大会 女子100m・400mハードル 優勝
■ 岡崎 晴仁(地域教育文化学部1年)
・・・第75回東北学生陸上競技対校選手権大会 男子三段跳 優勝
1月20日(金)に、山形大学地域教育文化学部・山形県教育委員会連絡協議会を開催しました。
本協議会は、山形県下の教育の発展と教育水準の向上を図るため平成17年に設置され毎年意見交換を行っております。
近年は、コロナ禍により開催が見送られておりましたが、当日は、県教育委員会からは髙橋教育長をはじめ12名の方から出席いただき、また、山形大学からは地域教育文化学部長、附属学校園の各校長・園長はじめ19名が出席し、数年振りに対面による協議会を開催いたしました。
今年度の協議会では、山形県の抱える教育現場の課題、大学の教員養成の取り組み、県教育委員会と山形大学が連携して行う研修のあり方、附属学校の新たな取り組み等を中心に種々意見交換と活発な議論が行われました。
県教育委員会からは、教員研修や新学習指導要領に対応する県の取り組みの紹介等の説明、地域教育文化学部からは、教員を目指す学部学生や教職大学院の院生の修学状況の説明、取り組み等の実例を交えての紹介もあり、1時間半に渡る会議は、お互いの理解を深めるとともに山形の地域課題を再認識した貴重な場となり、今後も継続的に議論していくことを確認し閉会しました。
(会議の様子)
来る3月9日(木)19:00より
山形大学文化ホール(小白川キャンパス)にて山響メンバーによる「弦楽四重奏の夕べ」を開催します。
日時:2023年3月9日(木)19:00開演(18:30開場)
開場:山形大学文化ホール(小白川キャンパス)
(山形市小白川町1-4-12)
※お越しの際は、公共交通機関をご利用願います。
入場料無料(予約制)
<予約申し込み>
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdcjml3SkcqaeLFJCIJlA4h48tFvYG2yyiOykgouCBsqskZsA/viewform
※チラシのQRコードからもお申し込みできます。
出演者
犬伏亜里(Vn)、平澤海里(Vn)、成田寛(Vla)、久良木夏海(Vc)
プログラム
・ハイドン 弦楽四重奏曲『冗談』Op.33-2からフィナーレ
・モーツァルト 弦楽四重奏曲『狩り』Kv.458より第1楽章
・ハイドン 弦楽四重奏曲『皇帝』Op.76-3より第2楽章
・ドヴォルジャーク 弦楽四重奏曲『アメリカ』Op.96全曲
本事業は、
(山形大学)山形交響楽団との連携による地域創生事業
(山形交響楽団)山響50周年記念
の共催で行われております。
<お問い合わせ>
渡辺修身 研究室
TEL: 023-628-4336
地域教育文化学部で開講されている「芸術アウトリーチ基礎」では毎年、病院や幼稚園、自然の家などの施設を訪問して演奏会やオペレッタ公演などの音楽活動を行い、地域の方々と交流しています。
今回はアウトリーチの第4弾として、令和4年12月10日にデイサポートセンターじゃんぷの皆さんとzoomにて交流会を行いました。
今回のアウトリーチでは、新型コロナウイルスの影響により、対面での演奏会を開催することが困難であることから、じゃんぷの皆さんからリクエストしていただいた曲を私たちが様々な編成で演奏し、その様子を録画した映像を見ていただく、という形で交流会を行いました。
合奏による「ドラゴンクエストメドレー」 全員合唱による「優しいあの子」
トロンボーン、ドラム、ピアノによる「虹の彼方へ」 連弾による「情熱大陸」
交流会では、じゃんぷのみなさんより、「かっこよかった!」「歌声が綺麗だった!」「次はぜひ生で聞きたい!」などの感想をいただき、私たちの演奏を楽しんでいただけたようでした。私たちからも一人ずつ今回の感想をお伝えし、「音楽をやっていてよかった!」「音楽の持つ力は素晴らしい!」「音楽で交流できたことが嬉しい!」と感じたメンバーが多かったように思います。
音楽を学ぶ私たちにとって、音楽によって人々を楽しませることができること、笑顔にできること、癒してあげられることは何よりの幸せです。今回のアウトリーチはメンバー全員がそれを実感することができた最高の機会となりました。
じゃんぷの皆さん、本当にありがとうございました!
またいつの日か、皆さんと音楽で交流できる日を楽しみにしています!
文化創生コース2年 伊藤 隆文
2022(令和4)年12月18日(日)に山形大学小白川キャンパスを会場にして、第10回やまがた教員養成シンポジウムを開催しました。
このシンポジウムは、大学院教育実践研究科と地域教育文化学部、東北文教大学、公益財団法人やまがた教育振興財団が主催し、山形県教育委員会の後援をえて、開催したものです。
当日は、61名の参加(対面23名、オンライン38名)がありました。 本シンポジウムのテーマは、「世代交代がすすむ山形県、これからの教員の研修と養成をどうすすめるか」でした。
現在、山形県では、新規採用者については、教員志願倍率が低下する一方、大量採用されている20代後半から30代前半の教員層の力をどうつけるかが課題となっています。また、40代からの教員層がうすく、今後の学校経営を担う人材の養成についても大きな課題となっています。こうした問題状況は、山形県だけではなく、全国的に共通するものと考えられます。そこで、本シンポジウムでは、これからの教員の研修と養成の在り方について、大学、学校、行政、そのほかの皆さんと広く意見を交換したいと考えました。
最初にお二人の先生からご講演をいただきました。
はじめに、福井大学の理事・副学長の松木健一氏です。氏は、臨時委員として参加されている中央教育審議会での議論を紹介しながら、教員養成から教師教育へという展望とそれを担う大学教員のコミュニティについて話をされました(オンライン参加)。
次に、福井大学連合教職大学院の森田史生氏です。氏は、これまで、教員として、あるいは福井県教育総合研究所の研修課長として教職大学院に関わり、現在は、教職大学院の実務家教員としてお勤めです。福井県における学校と行政、大学の連携の実際とそこでの学校や教職員の変容について話をされました。 質疑応答と討論では、活発な質問と講演されたお二人の応答がありました。
・学校改善における校長のリーダーシップと同僚性の構築については、中央教育審議会で管理職の資質・能力が議論になっている点や福井県における校長のスクールプラン(学校経営方針)を教職員が協働で読み解く取り組みが紹介されました。
・学部段階から、教職大学院の「理論と実践の往還」を位置づける今後の体制整備については、学部4年間を、教員になるための準備教育ではなく、生涯にわたる教師としての職能成長の一部として位置づける点が示されました。(その意味で、「理論」は実践者の外側にあるのではなく、実践者の内側にあって素朴なものから精緻なものへ洗練されていくものだと強調されました)。
このほか、教員の世代間を越えたクロス・セッションや学校改善におけるカンファレンスの方法への質疑応答もありました。
シンポジウムの事後アンケートでは、次のような声がよせられています。
・行政の研修も校内研修もパッチワーク型というお話には、反省しつつ納得しました。校内研修を、1年間あるいは数年を見越してデザインしていくこと、教員個々と面談しながらいかにその個性が生かされるよう助言していくか、校長としての役割は重いですね。
・何より、現在の研修スタイルは何十年も経過している。校内授業研においても、さらに指導主事の指導も何十年も同じことをやっている。違う目線で教育事務所の学校や教員への指導を考えていきたいと考えているのだが。
・研修には研修を主体的に受けとめる教員の姿勢はもちろんですが、それを支える学校組織のあり方や、研修の普及をどのようにすすめていくかが大切だと考えます。大学院での学びをどのように職場に活かすのか、個人のもので終わらせないためにはどのようにすればよいのか、ヒントをいただけたように思います。
・場違いなところにきてしまったかと思いました。しかし、これからの教員研修は、大学、附属学校、県教委等が垣根を越えて連携していくことが大切になることを実感し、大変勉強になりました。時間も資源も人材も限られているので、各組織の強みを出すことができる連携を考えていきたいと思いました。
コメントには、参加者それぞれの立ち位置から、これからの教員の研修と成長について考えを巡らせている様子が述べられていました。本シンポジウムは、今後の山形県における教員の研修と養成を考えて行く第一歩になったと考えています。 (江間史明・宮舘新吾)