2024年12月22日(日曜)に山形大学小白川キャンパスを会場に、第11回やまがた教員養成シンポジウムをハイフレックスで開催しました。参加者は、64名(対面37名、オンライン27名)でした。山形大学地域教育文化学部・大学院教育実践研究科と公益財団法人やまがた教育振興財団が主催し、山形県教育委員会と東北文教大学の後援をいただきました。
本シンポジウムのテーマは、「これからの山形の教員養成を考えよう」です。現在、山形県では、少子化による長期的な教員需要の減少傾向と、年齢の高い教員層の大量退職による教員需要の高まりという2つの動きがアンバランスに進行しています。そうした中で、教職を志願する学生が減り、教員志願倍率の低下が問題になっています。現在の大きな課題は、「地域や学校現場のニーズに対応した質の高い教師を、継続的・安定的に養成し確保する仕組み」を山形県内にいかにつくるか、にあります。
今年度の第11回やまがた教員養成シンポジウムでは、地域において質の高い教師を継続的・安定的に養成し確保する取組みについて、その現在地と今後の課題について、幅広く関係する皆さんと議論する場とすることを考えました。シンポジウムの報告者は、次の3名でした。
| ① | 「小学校教員体験セミナー」の現在地 |
山形県教育局高校教育課指導主事 叶内有希絵 |
| ② | 地域希望枠による教員養成の特別教育プログラム |
山形大学教授 吉田誠 |
| ③ | 地域や現場ニーズと新しい教員養成のコンセプト |
山形大学教授(副学部長)安藤耕己 |
報告のあとの質疑と意見交換では、東北文教大学の鈴木隆副学長に指定討論をお願いしました。会場からは、「小学校教員体験セミナー」の実施校の広がりを求める意見や、新しい教育学部を山形の教育を変えるきっかけにしたいという意見など、活発な発言がありました。
会場には高校生も多く参加し、新しい教育学部への関心の高さをうかがうことができました。アンケートには、高校生から、次のような声がよせられています。
・実際に小学校教員体験セミナーに参加したのですが、改めて参加した意味を確認することができました。また、自分が、教員を目指すにあたって必要な力を知ることができ、これからの生活で意識していこうと思いました。ありがとうございました。(高校生)
・ただ教員になりたいということだけではなくて、教育面の課題にふれることで、自分の中での教育に対するイメージを大きく変えることができた。見方が変わった。ありがとうございました。(高校生)
このほか、アンケートには、本テーマでの継続したシンポジウム開催を要望する声もありました。ご参加いただいた皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。
(江間史明)
パネリストの報告
質疑と意見交換
2025年2月2日(日)、山形市霞城セントラルの山形市市民活動支援センターにて、理学部・地域教育文化学部・農学部・理工学研究科の有志学生によって「サイエンスカフェ 冬 ~ワクワク!親子で科学を楽しもう~;結晶科学」が開催されました。本イベントの代表・発案者は高橋雅子さん(理学部生物;9月卒)で、協力者として、小川泰輝さん(理学部;地球科学)、水野谷ことはさん(理学部生物)、平田楓さん(地域教育文化学部)、島愛月さん(農学部)、小野寺優貴さん(理工学研究科化学)、潟沼瑞紀さん(理工学研究科化学)が参画しました。また今回のイベントには学生たちの希望から本学部の竹林知大先生(専門:地球科学、特に岩石学)が招かれ、鉱物学の特別講演と観察体験を開きました。本イベントには小学生とその保護者を含む約40人が参加し、結晶科学の魅力を体験しました。
前半は、高橋さんを主体として、「ミョウバンの結晶づくり」と「尿素の結晶づくり」の実験を行いました。大学生が小学生一人ひとりに寄り添い、分かりやすい言葉で説明しながらサポートした結果、全員が安全に美しい結晶を作ることができました。
イベントを通じて、大学生と山形市内の小学生・保護者が交流し、科学の楽しさを実験や観察を通じて実感しました。参加した子どもたちからは、大学生のお兄さんやお姉さんと一緒に実験で来たことが良かったことや、結晶の実験や観察が楽しかったといった感想が寄せられ、また、保護者からは「ぜひまた参加したい」といった声が複数件挙がり、大変満足度の高い評価を頂けました。こうした経験を通じて、子どもたちの中には「科学者になりたい」「大学で研究してみたい」といった夢を抱くきっかけを得たかもしれません。
近年、サイエンスコミュニケーションの重要性が高まっています。今回のイベントは、子どもたちに科学への好奇心を育む機会となっただけでなく、山形大学大学生にとっても科学を伝える力を養う貴重な経験となりました。そして本イベントは、科学の魅力を伝えるだけでなく、山形大学と地域の人たちとのつながりを深める場にもなりました。将来も学生たちによるこうした取り組みが継続し、学問への努力の結晶がさらに発展していくことが期待されます。
2025年4月スタートの山形県小学校教員希望枠入試による入学者向け特別プログラムを一足先に体験してみませんか?
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対面、オンラインにて同時開催いたします! 対面でご参加の方は、下記よりご希望のプログラムをお選びください。 ◆高校生向け模擬授業1:ファシリテーションで未来の学びを考えよう! ◆高校生向け模擬授業2:デジタル × アートで広がる図工・美術の可能性 ◆高校生・保護者・一般向けセッション: 子どものチャレンジを応援!山形県が求める教員像と山形大学における教員養成 |
日時
2025年3月16日(日) 13時~16時 (12時30分受付開始)
対象
〇山形県で小学校教員を目指す高校生(学年不問)
〇保護者
〇教職員
〇大学生
定員
〇対面参加:約150名
(模擬授業1:75名、模擬授業2:16名、一般セッション:60名)
〇オンライン参加:100名程度
※いずれのプログラムも定員に達した時点で受付終了となります。
参加費
無料
申込方法等の詳細については、山形大学 健康と学びのサポートセンターHP(https://cwb.kj.yamagata-u.ac.jp/diary/152262)をご覧ください。
イベントのチラシ
山形大学地域教育文化学部・山形県教育委員会連絡協議会を、1月23日(木)に小白川キャンパス(山形市)で開催しました。
本協議会は、山形県下の教育の発展と教育水準の向上を図ることを目的に毎年開催しており、当日は、山形県教育委員会から髙橋教育長をはじめとする12名の方々、山形大学から地域教育文化学部長、附属学校運営部長等19名が出席しました。
はじめに、中西地域教育文化学部長から、「令和8年度設置予定の新しい教育学部は、これまで地域教育文化学部が培ってきた『地域とのつながり』という強みを最大限に活かし、実質的な中身・取り組みも更に充実させ、今までにない山形大学独自の教育学部を目指している。県教育委員会や関係機関の協力を今後もよろしくお願いしたい。」との挨拶がありました。髙橋県教育委員会教育長からは、「山形大学の新たな取り組みは県にとっても大変喜ばしいことである。県としてもできることを精一杯協力していきたい」との激励がありました。
会議では、議題に沿って、大学と県それぞれが取り組む活動内容や、その活動における大学と県との連携、新たな教育学部への要望や想定される課題等について活発な議論が行われ、最後に、大学と県が連携し今後も様々な教育課題に取り組んでいくことを確認し閉会しました。
(会議の様子)
12月8日(土)、本学部文化創生コースの授業「芸術アウトリーチ基礎」の一環で「山大生による冬の音楽会2024」を山形大学文化ホールにて開催しました。
今回のアウトリーチでは「デイサポートセンターじゃんぷ」の皆さまからリクエストしていただいた曲を本学生が様々な編成で演奏しました。
曲目は『アイドル』『Bring-bang-bang-born』といった2024年に流行したものから『少年時代』『ザ・ドリフターズメドレー』といったどこか懐かしさを感じる曲まで。幅広いジャンルの音楽を多彩な楽器の音色を通して楽しんでいただけたのではないでしょうか。
ピアノ連弾『アイドル』
管弦打楽器11重奏『ザ・ドリフターズメドレー』
アンコールのお声がけもいただき、最後に演奏した曲は「オレ!(O le!)」といった掛け声でお馴染みの『マツケンサンバ』。なんと、演奏だけでなく『マツケンサンバ』の踊りも披露しました。
『マツケンサンバ』踊り練習風景
慣れない踊りに苦戦しましたが、限られた時間を使って懸命に練習した甲斐もあり、本番は大盛況のうちに幕を閉じることができました。「デイサポートセンターじゃんぷ」の皆さまの中には一緒に踊ってくださった方もおり、会場がアットホームな雰囲気に包まれました。
ホールにて集合写真
本演奏会をもちまして、今年度の「芸術アウトリーチ基礎」は終了します。
演奏会の企画・運営を一から行うことの難しさを痛感することもありましたが、音楽を通して地域の方々と交流できたことは私たち山大生にとってかけがえのない財産になったと思います。この「芸術アウトリーチ基礎」での経験を生かし、私たち山大生は今後より一層邁進してまいります。
文化創生コース2年 佐藤 美和






















